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にっしの日常ブログ

ブログ主にっしが、毎日の出来事や思うことを自由気ままに綴る日記です。健康オタクで様々な医療系の商品に興味があり、医療健康ネタが多いです。

ザガーロの効果はどれほどか?プロペシアとの比較

販売開始まで少し躓いてしまいましたが、第2世代の薄毛治療薬ザガーロは無事2016年6月頃から、薄毛治療市場に投入され始めているようです。

 

製造工場で起きた商品のスワップ事故(別の商品を間違ってザガーロとして出荷したもの)のため、2015年秋頃には薄毛治療へ適応の認可を受けたにもかかわらず、一時的に出荷が見送られていました。

 

工場の問題はまだ少し引きずっており、今回の適応拡大に合わせた量を市場に提供はできていないようです。

 

本来の適応である前立腺肥大症への供給が中心で、薄毛治療でも積極的に処方されるのは、もう少し後になる可能性が高そうです。

 

少しドタバタで始まったザガーロですが、実際の効果はいかほどのものでしょうか。ここではザガーロの効果について、プロペシアと比較しながら見ていきたいと思います。

 

 

 

目次

 

1.5α(アルファ)リダクターゼのI型とII型に作用

2.クリニックでの処方価格は高い

3.個人輸入代行を活用するのはあり

 

 

1.5α(アルファ)リダクターゼのI型とII型に作用


多少ザガーロについて調べたことがあれば、これぐらの違いは聞いたことはあると思います。

 

プロペシアもザガーロも、もともとは前立腺肥大症として利用されていた成分が含まれています。

 

プロペシアはフィナステリド、ザガーロはデュタステリドが含まれています。

 

フィナステリドの研究の過程で、前立腺肥大症と同じような原因で発症するAGAに目をつけ、大々的に販売を行うことで人気を博したのがプロペシアでした。

 

ザガーロも実は、日本では既に前立腺肥大症として利用されている薬で、前立腺肥大症では非常に認知度が高く、多くの医師が処方している薬の一つです。

 

両者の働きは、簡単には下記のようなものです。

 

薄毛の原因の一つに、悪性の男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)というものがあります。

 

これが増えると薄毛が進行します。

 

このジヒドロテストステロンは、同じく男性ホルモンであるテストステロンと、5α(アルファ)リダクターゼという還元酵素が結びつくことで生成されます。

 

プロペシアの成分であるフィナステリドは、大きくはこの5αリダクターゼの働きを阻害することで、薄毛の原因であるジヒドロテストステロンを減少させ、薄毛を治療させます。

 

ザガーロも同じくこの5αリダクターゼの働きを阻害し、薄毛を治療するため、大きくは違いはありません。

 

決定的な違いは、この5αリダクターゼにはI型とII型がありますが、プロペシアのフィナステリドはII型だけ、ザガーロのデュタステリドはI型とII型の両方を阻害する、ということです。

 

簡単には、デュタステリドの方が、細かいレベルで2倍作用しているような状態です。

 

そのため、認可の際は、「プロペシアの2倍効く」、「プロペシアよりも高い効果を発揮する」、といった噂が立ちました。

 

しかし、実際はそんな安直には考えてはいけません。

 

なぜなら、薄毛(AGA:男性型脱毛症)が、どのような原因で起きるかによって、効果が2倍とも、より効くとも言えないからです。

 

詳しく説明すると、元々プロペシアが市場に出始めた頃は、この5αリダクターゼのII型を阻止する効果があり、薄毛は基本的にはII型の作用によって発症している、と言われていたからです。

 

そのような前提で理解していた人からすると、今更5αリダクターゼのI型も同時に阻害します、と言われてもいまいちピンと来ないのです。

 

では、実際の研究結果はどうだったかというと、ザガーロもプロペシアも何とも言えない、というのが現状です。

 

なぜなら、両方ともに下記のような状況だからです。

 

1.臨床試験のサンプル人数が少ない

2.双方の言い分を打ち消し合う、矛盾した研究報告が多い

 

まず、両者の認可の際では、臨床試験では、実際に服用している人は数百人程度で、必ずしも多くの人が実際に利用し、確実に効果がでるとは言いがたい状態です。

 

プロペシアは実際に臨床(実際に処方され経過観察を含めて治療に使われること)の場にでて、多くの人のレビューがインターネットでも見つかるようになってきました。

 

結果的には、10%ぐらいはしっかりと毛が生えてきて、求めていた自分を取り戻すことができて、残りは半分ぐらいは効果を実感して、残り半分は何となく抜け毛は治まった気はするが、劇的な変化はなかった、といような状況です。

 

効いてはいますが、利用者の期待を大きく上回るほどではなかった、というものです。

 

一方のザガーロは、臨床試験の際にプロペシアとの比較試験を行っており、生えてきた毛の量や、その太さ(AGAの場合は毛が細くなりやすいです)を比較すると、どちらもザガーロが1.5倍前後ほど優位な効果を出したとの報告があります。

 

また、通常この手の試験は欧米人対象が多いのですが、ザガーロは韓国と日本が現在薄毛治療の認可を受けているため、研究対象社に東洋人も入っていました。

 

残念ながら人数は数百人程度を、いくつかのグループに分ける試験で、それほど多くの人が対象となっておらず、信頼できる研究結果なのかというと、何とも言いがたい状況です。

 

また、やはり5αリダクターゼのII型の影響を受けている集団の方が、薄毛が多いという報告もあります。

 

現状は、まだ何とも言いがたく、どちらかというとその人自身の薄毛の原因によって結果が変わってしまう、という認識が適切でしょう。

 

では、どちらの薬を選ぶべきかというと、デュタステリドはII型にも作用するため、大は小を兼ねると考えれば、デュタステリドの方がよいような気もします。

 

あとは、価格の問題もあるでしょう。

 

 

2.クリニックでの処方価格は高い

 

デュタステリドの方が効果のカバー範囲が広いので、まあこちらの方を使っておけばいいのでは、と思いたいところです。

 

あとはその価格です。

 

現在は、前述の工場の影響で供給が減っているため、クリニック側から価格を公開するケースが減ってしまいました。

 

しかしおおよその値段で行くと、まず自由診療ですので普通の風邪薬と比べると、非常に高いです。

 

そして、ブロガーのにっしの調査では、どこも1ヶ月分で9000円ほどで提供しています。

 

最近はファイザー社から、プロペシアジェネリックが投下されたため、フィナステリド系の薬の価格が低下しました。

 

純正プロペシアは安くとも6,000〜7,000円をキープしており、ジェネリックのフィナステリド錠は4,000〜5,000円程度です。

 

これらの価格と比較すると、デュタステリドは多少高いというのは否めません。

 

作用が2倍あれば、価格が倍ぐらいするというのも、頷けます。

 

結局は、試してみなければ効果が分からないので、過去プロペシアで駄目だった人は、ザガーロをチャレンジし、初心者はプロペシアジェネリックにしたほうが無難と考えられます。

 

しかし、プロペシアがだめでザガーロに挑戦する場合、注意したいのは、ザガーロの効果を実感するには6ヶ月の服用が必要、と製造元であるグラクソスミスクラインからも発表があります。

 

MSDも薬の働きを考えると6ヶ月程度は必要でしたが、もう少しハードルを下げてまずは3ヶ月から、という考え方が通説としてあったと思います。

 

製造元より6ヶ月の最低服用を言われるのは、少し臆する部分もあります。

 

6ヶ月×9,000円ですので、54,000円ほど薬代がかかってしまいます。

 

 

3.個人輸入代行を活用するのはあり

 

価格のハードルが少し厄介なザガーロの使用ですが、最終的な手段としては海外からの個人輸入があります。

 

しっかりと業者を選ぶ必要がありますが、薬自体の価格は多少安いです。

 

例えば、ザガーロには0.1mgと0.5mg錠があります。

 

0.5mg錠の方が効果が見込め、国内クリニックも基本的にザガーロと言えば0.5mgを処方しているようなので、実際に副作用が出て困った、などのよっぽどの理由がなければ0.5mgの使用で問題ないでしょう。

 

価格ですが、日本で前立腺肥大症として利用されている「アボルブ0.5mg」であれば、1ヶ月分5,000円以下で購入が可能のようです。

 

クリニックの処方の金額の約半分ですね。

 

 

アボルブ取り扱い店は、画像リンクから確認できます。

 

 

また、インド製のジェネリックもありますので、もしジェネリックでも問題がないと考えている人はそちらを購入するとよいでしょう。

 

ジェネリックは成分は全く同じデュタステリドで、別の会社が提供する薬です。

 

ジェネリックも複数ありますが、その一つにデュタスというものがあります。

 

価格は3ヶ月分で13,000円以下ですので、1ヶ月分ですと4,300円程度です。

 

 

何れにしても国内のクリニック経由よりは安く購入ができますね。

 

プロペシアがあまり効かなかったのでザガーロで試したい方、あるいは個人輸入に慣れていて、プロペシアでも個人輸入から検討するようなレベルの人であれば、上記のザガーロと同じデュタステリド入りの薬を個人輸入してスタートするとよいでしょう。

 

 

また、個人輸入の場合は、同じく発毛成分であるミノキシジルの購入もできます。

 

ミノキシジルタブレットの効果や副作用はこちらで紹介されています。

ミノキシジル入り育毛剤の商品もこちらで紹介されています。